曖昧な三密の定義

曖昧な三密の定義

現時点でも相変わらず猛威を振るっている新型コロナウィルス。2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されてから2週間以上が経過しました。
今更ながらですが、三密を調べてみると定義自体がハッキリせずに大雑把なので独自の考えで定義してみました。

①密閉を避ける

独自の判断ですが、建築基準法28条に記載されている「必要換気量」で考えたら分かりやすいのではないかと思いました。
住宅の場合、計算方法は以下のようになるとのこと。
1)必要換気回数( 回 / h )=必要換気量(㎥ / h )÷部屋の容積( ㎥ )
2)必要換気量=部屋の面積(㎡)×9.0(㎥/㎡・h)
また窓を開けたときの風速2.0(m/s)(顔に風を感じる程度のレベル)で仮定し、1回の換気時間をざっくり5分間とします。
例えば四畳半の部屋(平均1.8㎡)と仮定して、床から天井までの高さを2.0mとします。それで計算したら1時間当たり4~5回の5分間換気が必要になります。これだと8~10分後には5分換気の繰り返しになり、ずっと窓を開けておくのことと大差ありません。また家庭用の空気清浄機フル稼働ではフィルターで完全にコロナウィルスがシャットアウトされていない限り、ウィルスの巻き散らしになる可能性もあります。

②密集を避ける

これもまた大雑把ですが、まずは飛沫感染が起きない人と人との距離を考えることにします。
飛沫の定義は一般に直径5μmよりも大きな水滴とされていますとのこと。飛沫の落下速度は(無風状態と仮定)平均30~80cm/秒、立った状態の成人の口から出た飛沫が地面に落ちるまでの飛距離は2~5m程度とのこと。
この理論で考えた場合、仮に中肉中背の成人男性で飛距離4mの方が大勢いる状況を仮定して、人と人との距離を半径4m以上離れていたら何百人集まっていても「密集」ということには当てはまりません。逆に体育館ぐらいの広い施設に二人っきりでも、人間同士の距離が4m以内であれば密集になります。この理論で考えた場合、密集とは「人数が何名以上」で決めるのではなく、「人間同士の距離が4m以内」だと考えています。
通勤電車では例え緊急事態宣言が発令されていても、乗客全員がすべて4m以上離れているとは考えられません。

③密接を避ける

これは「密集と密接って同じ話じゃないの?」と思ってしまいます。おそらく「接触して付着したコロナウィルスがいつまで生きているか?」の話と、付着ウィルスに対する消毒と絡んでくる内容ではないかと考えました。
医学誌『ジャーナル・オブ・ホスピタル・インフェクション (2020年02月6日発行)』によると、未消毒の状態だと病院のドアノブやベッドサイドテーブル、ナースコール用のベルなどの金属やプラスチックに付着したウイルスが、感染力を維持した状態でいられる期間は最長9日間だと結論された記事を掲載しているとのこと。
話は変わりますが、スーパーマーケットやコンビニでは陳列している商品を誰でも手に取って確認できるシステムです。もし誰かが一つの商品に触れた場合、その商品は9日間、誰の手にも触れてはいけない計算になります。この感染経路を防止することは現実的に不可能です。
上記に示した「密接をさける」理論は「人との接触」だけでは無く、「物との接触」も避けないと感染防止にはならないことになります。

最後に

結局のところ、「三密を避ける」活動は現実的に不可能な行為だと思ってますが、だからと言って三密に近づいて良い訳では決してありません
一日でも早くコロナ終息を願い、皆さんが安心してお出かけやショッピング等が出来る社会に戻って欲しいです。
今の銀座は寂しすぎます。

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