豊胸の仕上がりは、どのくらい柔らかいのでしょうか。
「硬くなってしまわないか?」「自然に近い柔らかさを手に入れられるのか?」「バレないのか?」 と、気になる人もいるでしょう。
自然なバストは柔らかいものです。術後のバストの感触は術式により異なり、硬いもの・柔らかいものがあります。術式別の特徴・柔らかさを紹介し、ゼロクリニックの血液豊胸が「自然に近い柔らかい仕上がり」になる理由を解説します。
バストは乳腺と脂肪、それらを支えるクーパー靱帯で構成されます。
バストの柔らかさは脂肪の柔らかさ。乳腺は母乳を作る器官で、乳首を中心にブドウの房のような形をしており、若いほど弾力があります。クーパー靱帯はコラーゲンで出来ているため、若いほどハリがあり、加齢によりたるみが生じます。
つまり、自然なバストは柔らかく、若いほどハリや弾力があります。
豊胸術により、仕上がりの柔らかさは異なります。シリコンバッグ挿入法、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、PRP療法、PPP療法、血液豊胸を比較してみましょう。
シリコンバッグ挿入法は、脇や胸の下を3-4㎝ほど切りシリコンバッグを挿入する豊胸術です。
シリコンバッグを脂肪が少ない人や乳腺直下に挿入した場合、シリコンバッグを覆う脂肪が少ないため、肌の上から触れるとシリコンバッグの感触が伝わり、硬く感じます。バッグを体内に挿入すると周りの組織から圧迫され、押さえつけられた状態になり、入れる前のバッグの感触に比べ、さらに硬く感じることがあります。また、胸が痩せているとシリコンバッグの端が目立つことがあります。寝たときにバストが横に流れず、見た目にも硬そうな不自然さがあります。シリコンバッグ豊胸は、見た目も触感も硬さが目立ち、最も不自然です。
バストにヒアルロン酸製剤を注入する豊胸術です。メスを使わず、短時間で受けることができ、ダウンタイムも短いことから手軽にできる治療です。
術直後はヒアルロン酸の硬さを感じやすく、数週間すると馴染んできます。
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類がありますが、豊胸にはやや硬めの製剤が適しています。柔らかい製剤を選択したいところですが、柔らかいと持続期間が短く、続期間が長いほど硬い傾向があります。もともとバストにあまり脂肪がついていない人の場合や浅い層に注入した場合、ヒアルロン酸を触っているような硬い感触が伝わります。
ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収される性質があるため、効果を維持するには注入を繰り返す必要があります。ただし、吸収されずに残ったヒアルロン酸は「しこり」になるリスクがあります。しこりになってしまった場合、ヒアルロン酸溶解注射で溶かし吸引除去できますが、傷ができます。
ご自身の太ももの内側、臍、脚の付け根、お尻の頂点などから脂肪を吸引し、バストに注入する豊胸術です。バストにメスは使いませんが、脂肪採取部位に傷が残り、3~6ヶ月程度のダウンタイムが生じます。
もともとバストの柔らかさを作っているのは「脂肪」。注入する脂肪はシリコンバッグのような人工物と異なり、生着して血流が生まれると、温かく自然な柔らかさになります。ダウンタイム中は腫れによる硬さがあらわれますが、正常な反応で、時間とともに治まるでしょう。脂肪は全てが定着するわけではなく、一部は壊死し体内に吸収されますが、それが「しこり」になるリスクがあります。さらに、時間が経つとしこりは石灰化して石のように硬くなってしまうこともあります。
ご自身の血液を採取し、PRP(多血小板血漿)という「血小板を多く含む血漿成分」を寒天状ジェルにしたものをバストに注入する豊胸術。ダウンタイムはほとんどなく、自然な柔らかさが手に入ります。
血小板が「成長因子を出す作用」を持つため、脂肪を育てることでバストアップ効果が期待されますが、血小板のもう一つの作用である「凝固作用」により、しこりができるリスクがあります。
ご自身の血液を採取し、PPP(乏血小板血漿)という「血小板をなるべく除去した血漿成分」を寒天状ジェルにしたものをバストに注入する豊胸術です。
血小板を減らしたぶん、しこりのリスクは減り、自然な柔らかさも手に入りますが、脂肪を育てる成長因子もでにくく、バストアップしづらくなってしまう欠点もあります。
ゼロクリニックの血液豊胸は、ご自身の血液を採取・加工し、バストの脂肪組織に注入します。PRP療法やPPP療法と違い、血小板を徹底的に排除した「無細胞プラズマジェル」を使用。成長因子や栄養剤、カルシウム剤などを添加しているため、脂肪組織の成長・発達をうながし、長期的な効果が期待できます。
もともとある脂肪を成長させる方法なので、自然なで柔らかい仕上がりが実現します。
自然なバストの条件は柔らかいこと。バストの柔らかさは、脂肪の柔らかさです。術後のバストの感触は術式により異なります。シリコンバッグだと明らかに硬く、ヒアルロン酸も触ればわかるくらいの硬さがあります。脂肪注入やPRP療法、PPP療法は脂肪の柔らかさですが、しこりができるリスクがあります。ゼロクリニックの血液豊胸は、しこりの原因となる血小板を徹底的に排除しており、ご自身の血液からもともとある脂肪を成長させる豊胸術なので、自然に近い柔らかい仕上がりです。
2003年 兵庫医科大学を卒業
2003年 大阪市立大学附属病院 勤務
2005年 大手美容外科 勤務
2019年 銀座ゼロクリニック 開業
<所属学会>
日本乳癌学会 会員
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 会員