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2022.06.20

血液豊胸の定着率は?長期間持続するって本当?

血液豊胸は手軽にできるものの、定着率が悪いと思っていませんか。せっかく豊胸をするなら、一時的ではなく長期的に効果を維持したいもの。豊胸術ごとの定着率、定着率を上げるために術後にやってはいけないこと・やるといいことを紹介し、ゼロクリニックで行われている血液豊胸の定着率が高い理由について解説します。

1.豊胸術後の定着率は?

豊胸は術式ごとに定着率、持続期間が異なります。術式ごとの定着率、ダウンタイム後の変化について解説します。

1-1.豊胸は術式により定着率が異なる

シリコンバック豊胸

脇や胸の下を4センチほど切り、シリコンバッグを乳腺下や大胸筋下に挿入する方法。ダウンタイムは痛みが約1週間、腫れ・内出血が約2週間あります。吸収されることはないため、定着率はほぼ100%ですが、破損などの可能性を考慮し、10年に1度の入れ替えが推奨されています。

ヒアルロン酸注入

バストにヒアルロン酸製剤を注入する方法。ヒアルロン酸は人体に元々含まれる成分です。ヒアルロン酸製剤は注入後、製剤の種類により1~2年程度かけて徐々に吸収されます。ダウンタイムはほとんどありませんが、豊胸術の中では最も定着率が悪い術式です。

脂肪注入

患者様ご自身の太ももなどから脂肪吸引を行い、バストに注入する方法。注入した脂肪の20〜50%は吸収され徐々にサイズダウンしますが、残りの生着した分は効果が持続します。ダウンタイム症状は、脂肪採取した箇所に痛み・腫れ・内出血が生じ、バストにはほとんどあらわれません

PRP療法

血液豊胸のひとつ。PRPは血小板を多く含む血液成分を意味します。血小板が持つ「組織を修復する力」を生かし、バストの脂肪を成長させます。患者様の血液を採取し、遠心分離機にかけ、血小板を多く含む血液に調整してから、バストに注入します。効果の持続期間は3~4年程度。ダウンタイムはほとんどありません。

PPP療法

患者様ご自身の血液を採取、ほとんどの血小板を除いた血漿寒天ジェルで注入する豊胸術。PRPと違って血小板を含まないため、しこりの発生リスクを抑えられます。

ゼロクリニックの血液豊胸

PRP療法やPPP療法同様、患者様の血液を採取し遠心分離機にかけます。大きな違いは、しこりの原因となる血小板を除去した「無細胞プラズマジェル」を作成すること。注入箇所もバストではなく、脇の下から注入します。脂肪を成長させる治療法なので、吸収されることはありません。無細胞プラズマジェルに栄養や補強材を加えることで定着率は約7割。繰り返すことでサイズアップも叶い、効果の持続期間は半永久的になります。ダウンタイムはほとんどありません。

1-2.ダウンタイム後は腫れが引いて小さくなることもある

メスを使う「シリコンバッグ挿入」は、ダウンタイムに腫れや痛み、内出血といった症状を伴います。血液豊胸を含む注入系の治療にはダウンタイムがほとんどありませんが、個人差があり、腫れや内出血があらわれることがあります。血液豊胸の腫れは3~5日程度で治まるため、術直後に比べてバストが小さくなることもありますが、ヒアルロン酸のように体内に吸収されたわけでも、脂肪注入のように生着せずに壊死してしまったわけでもありません。

2.血液豊胸後の定着率を上げるためにやってはいけないこと

血液豊胸には本来「定着率」という考え方はありません。血液豊胸はバストに脂肪を入れるのではなく、バストの脂肪を育てる治療だからです。脂肪細胞を成長させるには、脂肪に十分な酸素や栄養を届けるため、バランスよく栄養を摂取し、血流を促すこと。血流を悪くする「喫煙」や栄養や水分が不足しがちな「極端なダイエット」は厳禁です。豊胸後のサイズを維持するために、術後の生活にも注意しましょう。

3.血液豊胸後の定着率を上げるためにやるといいこと

血液豊胸後の定着率を上げるためにやるといいこととして、「回数を分ける」「注入スペースを確保する」ことが挙げられます。

脂肪は圧迫されると血流が滞り、定着率が下がります。血液豊胸は注入量に比例してバストを大きくできますが、大幅にサイズアップしたい場合、一度に大量注入するより、1回量を減らし回数を分けたほうが定着しやすくなります。もともとバストの皮膚が柔らかい人や注入スペースに余裕がある人は脂肪にストレスがかかりにくいですが、許容量以上に注入してしまうと脂肪にストレスがかかります。同じバストでも、吸引などで「注入スペースを確保」しながら行うと、定着率を高めます。

体型にもよりますが、片側1回の注入量は250㏄が限界です。

4.ゼロクリニックの血液豊胸は定着率と持続性がよい

血液豊胸をはじめ、注入系の豊胸術はシリコンバッグ挿入法に比べ、定着率や持続性が悪いと考えられてきました。PRP療法もバストを成長させることができますが、効果は3~4年程度。ゼロクリニックの血液豊胸では、「吸収される」「生着しない」といった注入系豊胸術のリスクに対し、注入材に工夫を加え「定着しないリスク」を抑える取り組みを行っています。

例えば、脂肪細胞の数が変わることはありませんが、大きさが変わることはあります。豊胸後にバストの脂肪がしぼまないよう、患者様の血液から血小板を除去して無細胞化した「無細胞プラズマジェル」に成長因子、栄養剤、カルシウムを添加しています。成長因子の効果は約1週間ですが、その後の吸収を抑えるため、もともと人体に含まれるゼリー状の成分を補強材として加えています。

ゼロクリニックでは血液豊胸術直後に、バスト内のスペースを確保し、注入材を乳腺周囲に集めるために「カップ吸引固定」を実施しています。もともとバストが小さい人の場合、再診までの期間もご自身でカップ吸引固定を繰り返し行っていただきます。

5.血液豊胸の経過を症例写真で確認

血液豊胸の経過を症例写真とともに解説します。

施術前
施術から1年後
施術から3年後

6.まとめ

豊胸の定着率は術式ごとに異なり、注入系の豊胸術は定着率が悪いと考えられてきました。定着率を上げるには、極端なダイエットや喫煙は避けてください。脂肪のスペースに余裕があると定着率が上がるため、術後にカップ吸引固定をするのがおすすめです。ゼロクリニックの血液豊胸では、注入物が「吸収される」「定着しない」といったデメリットに対し、注入材に補強材を加える工夫を施しています。治療経過、仕上がりは症例写真でご確認いただけます。

ドクター

高橋 成太

2003年 兵庫医科大学を卒業
2003年 大阪市立大学附属病院 勤務
2005年 大手美容外科 勤務
2019年 銀座ゼロクリニック 開業

<所属学会>
日本乳癌学会 会員
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 会員

症例写真

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