二重整形の失敗(埋没法編)①
二重整形の失敗あれこれ埋没法編
美容整形を否定する方は非常に多く、「健康なのにカラダに傷をつけるなんて馬鹿じゃない?」、「顔を変えてモテようとする詐欺オンナ」とか誹謗中傷をする方々はSNS等の投稿でもいまだに見られ、特に女性芸能人の「整形疑惑」とか色々言う方がいますが、美容整形の誹謗中傷をする動機はハッキリ言って「嫉妬」です。
美容整形を受けるには、①お金がかかる、②痛みに耐える覚悟がいる、③落ち着くまでの休養がいる、の3つが必要になり、この条件を克服した者こそが外観上の美しさを獲得できるのです。しかし家庭環境や貧困などで美容整形が簡単には受けられない方々からすると、嫉妬する理由はとても分かります。
近年は二重整形を否定しない傾向
20年前と比較して、最近では「二重整形だけは否定しない」傾向があります。その理由はとても簡単で、美容クリニックが全国的に二重整形の費用が低料金化していることにあります。つまり少し生活出費を控えたら手の届く範囲に整形費用が安くなっているため、休養が取れるゴールデンウィーク等の大型連休に二重整形を受ける方が非常に多いのです。その結果、二重整形の受診人口が増えてしまったため、二重整形の誹謗中傷をする人間もすっかり減りました。
失敗には大きく2種類ある
二重整形に限らず美容外科の手術全般に言えることですが、いわゆる「美容整形の失敗」とは大きく2種類に分けられます。
- 外観上の不満足
- 美容整形のクレームとして一番多い訴えは「希望通りになっていない」という内容です。二重整形の場合では「幅の左右差」、「くいこみ具合」などです。
- 身体機能の障害(麻痺やしびれが続く)
- この問題は社会問題になるケースがほとんどで、例えば「目が開かなくなった」、「麻痺が残った」などです。美容外科医たるもの、これは絶対に避けねばいけません。
二重失敗を避けるには埋没法編
二重整形の希望者が増えると、もちろん全国の美容クリニックでの手術件数も多くなります。手術件数が増えると、少なからず数名は手術結果に対するクレームを訴える患者様も増えるのは当然です。それでは二重整形の失敗を避ける条件を列挙していきます。
インスタ症例を信じないこと
基本的にインスタ等の症例写真は「成功した手術」しか載せません。「ならばゼロクリニックはどうなんだ?」と言われたら大変困りますが、ご存じの通りアプリ等でいくらでも修正は可能な世の中です。特に目もとだけの二重整形を大量にアップしている場合、「誰の目」なのかさっぱり不明でもあり、アイプチ前、アイプチ後の写真でも症例写真として作ることは素人の方でも作成可能です。
一生保証は選ばない
あるクリニックでは二重整形に一生保証をつけたサービスを高額費用で販売していますが、手術を受ける前の誓約書で「やり直しは数か月~半年後」、「万が一、他院で修正したら一生保証は対象外となります」と契約の記載がされていると思います。特にプチ整形の二重整形「埋没法」に関しては技術さえしっかりしていれば約1か月で仕上がりは完成します(半年も待つ必要はないです)。このカラクリは半年も待てない患者さんが他院で修正するのを促すシステムだと感じてしまいます。
口コミ投稿は参考にならない
これは全てお金で操作できます(ステマ代行業者)。だいたい誹謗中傷な書き込みが多いですが(良かったと感じた人は基本的に投稿しない)、まれに優しい方が良い書き込みをしてくれます。しかしその肯定的な投稿を見た一部の方が逆上し、それを上回る誹謗中傷的な内容をこまめに投稿されます。結局、良い書き込み、悪い書き込みの二分化が発生して、まったく参考にならない状況が生まれます。
実際に受けた友人の仕上がりをみる
結局、一番良いのは実際に手術を受けた友人に話を聞いて、その友人の仕上がりを自分の目で確認することです。そこでポイントは受けた手術の内容、費用、ダウンタイムを詳しく聞くことです。色々調べていくと、「これは自作自演」、「これは真実かな?」と見えてくるものが絶対にあります。
二重整形の成功とは
とりあえず東京ゼロクリニック銀座のHPも見てくだされば嬉しいです。「目からウロコ」とは決して言えないですが、当院も候補の一つとして考えてくれたら幸いです。私の狙いは「当院で受けた患者様がどんどん増えて、色々な方が直接、その患者さんの仕上がりを見てくれること」です。

2003年に兵庫医大卒を卒業後、麻酔科勤務、大手美容外科勤務、美容外科クリニックを長年務めた後に2019年6月に銀座・新橋にて地域密着型の美容専門「ゼロクリニック」の開設に至る。韓国、ロサンゼルス、インドネシアの美容治療での訪問研修で養った知識を生かした美容医療を展開する。